水のコラム
漏水調査の費用相場やその種類とは?自分で漏水調査をすることは可能?
いつもと変わらない水道使用量なのに水道料金が高くなったときは、住宅内外の水回りや水道管に異常があるかも知れません。もしかすると各水回りや水道管のどこかで水漏れが起きたことで、水道料金が高くなった可能性があります。
水道管の水漏れは日常生活では確認することが難しいですから、水道料金の価格に違和感がある場合は、速やかに漏水調査を検討しましょう。
この記事では漏水調査の費用相場や種類、自分で漏水を調査する方法についてご紹介します。
漏水調査の内容・種類
水道料金が変化する原因は、主に家族の人数に合わせて変化すると考えられます。赤ちゃんが誕生したことによって、毎日沐浴をするようになれば、自然と水道料金は上がります。
一方、家族が独立し、世帯人数が少なくなれば、その分だけ水道料金が下がるのも見当が付くでしょう。
しかし、そういった理由もなく、水道料金が高くなった場合は、住宅内外に取り付けられた水回りや、水道管のどこかから水漏れが起きている可能性が考えられます。ここでは漏水調査を依頼する場合に押さえておきたい、調査内容や種類についてご紹介します。
調査内容
水道業者に漏水調査を依頼した場合の内容としては、主に漏水探知機や音聴棒といった専門器具を用いて、漏水箇所を探します。
これらは素人が手に入れたり、使ったりすることはほとんどないため、細部にわたって漏水箇所を特定できます。
地中に設置されていることの多い、水道管の水漏れも見つけられる特徴があるため「水回りからの水漏れは確認できない」といった状況の場合は、水道業者による漏水調査を依頼するのが、望ましいといえるでしょう。
調査種類
漏水調査の調査種類は、自分で漏水を確認する方法と、業者に依頼して実施する専門的なものなどいくつかあります。
水道管の水漏れの場合、いつまでも放置すると、その間も水が流れ、水道料金の価格に直結します。速やかに漏水の原因を特定したい場合は、多少の費用がかかるとしても、水道業者に調査を依頼するのが望ましいと考えられるでしょう。
漏水調査の費用相場
漏水調査を水道業者に依頼した場合の費用相場は、調査方法によって異なります。一般的な費用相場は以下の通りです。
●漏水探知法:20,000円~40,000円程度
●ガスを使用した漏水探知法:20,000円~30,000円程度
●音聴棒:10,000円~15,000円程度
音聴棒は止水栓・水道メーターに直接器具を当てて、漏水の場所を特定する方法です。一方、漏水探知法は、配管経路が把握できている場合に実施可能な方法です。なお、漏水探知費用は総じて、戸建てよりもマンションや集合住宅の方が高い傾向にあります。
火災保険の適用になる場合も
マンションや集合住宅に住む場合、漏水調査費用が高くなります。そういったとくのために、マンションや集合住宅では、管理組合が加入する火災保険の補償内容に、調査費用を付帯するケースもあります。
管理人や管理会社、大家などがあらかじめ加入していた場合に利用可能であるため、漏水の疑いがある場合は、マンションや集合住宅を管理する者へ問い合わせると良いでしょう。
漏水調査を水道業者に依頼する決定的なポイント
漏水調査を水道業者に依頼する場合は、以下のポイントに留意しましょう。
●価格帯
●口コミなどの評判
●実績
●対応の速さ
これらを詳しく調査するためにも、最寄りの水道業者が複数ある場合は、それぞれのポイントをチェックするのがおすすめです。水道業者によっては諸費用の費目や実績、評判などが大きく異なる場合があります。
また、マンションや集合住宅の場合だと、管理会社や大家が決めた水道業者に依頼するケースもあります。戸建ての場合であれば、複数の水道業者をリサーチし、最適な業者を選ぶよう心がけましょう。
一方、マンションや集合住宅の場合は建物を管理する者へと相談し、速やかな対応を求めましょう。
自分で漏水調査する方法
戸建て・集合住宅・マンションといずれの場合であっても、自分で漏水調査を行うことも可能です。ここでは自分で漏水調査を行う場合に確認すべき水回りについてご紹介します。
トイレ
トイレの漏水調査を行うときは、便器・給水管などのパーツを全てチェックする必要があります。まずは使用していないのに便器に水が流れていないかを確認しましょう。
トイレの使用から長時間経過しているのに水が流れているようであれば、タンク内に取り付けられた部品のいずれかに異常がある可能性があります。
タンク内の部品の異常は、主に経年劣化によって起こるものです。部品をそれぞれ注意しながら取り外し、破損や割れなどがないかを確認しましょう。
給水管で水漏れが確認できた場合は、給水管内部のパッキンが劣化している可能性があります。この場合も注意しながら部品を確認し、劣化が見られるようであれば、新しいものに交換すると改善するでしょう。
お風呂場
お風呂場の漏水調査を行う場合は、蛇口・シャワー・吐水口といった水が給水・排水される部分を細かくチェックしましょう。蛇口が壁とつながっている場合、給水管の劣化によって、水漏れが起きている可能性もあります。
水をつたう通路や水が排水される部品などを細かくチェックし、劣化や割れなどがあれば新しいものへと交換しましょう。
なお、給水管の劣化によって水漏れが起きている場合は、自分で修理することが困難です。水漏れ部分が、お風呂場の給水管であることを水道業者に伝えると、スムーズな点検・交換・修理が可能になります。
キッチン
キッチンの漏水調査を行うときは、主に蛇口やパイプ、給水管を入念にチェックするのがおすすめです。蛇口ハンドルや吐水口などには、細かな部品が取り付けられています。
工具などを使って取り外したら、部品に劣化がないかを確認してください。劣化が見られる場合は、現物を持参したうえでホームセンターを訪れ、店員と一緒に探すことでトラブルなく交換できます。
なお、蛇口本体に異常がある場合は、蛇口本体を新品へと交換しなければなりません。自分で交換することも可能ですが、蛇口を取り外した後のネジ穴などをチェックしたうえで、蛇口本体を購入しなければならないため、不安のある方はまるごと水道業者に依頼すると安心です。
洗面所
洗面所の漏水調査を行うときは、洗面台に取り付けられた蛇口をはじめ、パイプや給水管をチェックするのが望ましいです。
洗面所の水漏れの場合も、各部品の劣化が原因であることが多いですから、それぞれを細かく確認し、劣化のある部品を見つけたときは交換すると良いでしょう。
なお、給水管の水漏れに関しては、内部に取り付けられたパッキンの破損や給水管そのものが、凍結などによって破損している可能性があります。給水管からの水漏れが確認できたときは、水道業者に点検も合わせて依頼するのが望ましいでしょう。
洗濯機
洗濯機から水漏れが確認できたときは、主に給水ホースや排水ホースに劣化がある可能性が考えられます。それぞれのホースを確認し、つまりがあったり破損が見られたりする場合は、掃除や新しいものへと交換すると良いでしょう。
屋外
いずれの水回りからも水漏れが確認できなかった場合は、屋外での水漏れが考えられます。地中に埋まった水道管の破裂をはじめ、敷地内に設置された蛇口の破損などが、原因の場合もあります。
蛇口から水漏れが確認できた場合は、部品や蛇口本体を交換すると良いでしょう。水道管からの水漏れが疑わしい場合は、水道業者にその旨を伝え、細かくチェックしてもらう必要があります。
漏水によって水道料金が高くなっていたときの手続き
水漏れによって水道料金が高くなった場合は、水道局に問い合わせを行い「減額申請書」を提出することで、減額対象となるケースがあります。ただし、そのためには以下の条件をクリアする必要があります。
●故意的な水漏れではない
●水漏れ箇所の修理が完了している
●水漏れから2ヵ月以内の申請
水漏れの修理を行っていない場合や、2ヵ月以上経過した後の申請は、対象外となりますから、水漏れの疑いがある場合は、速やかに原因を特定し、対処することが重要といえるでしょう。
まとめ
これまでと変わらない水道使用量にもかかわらず、水道料金が高くなったときは、住宅内外の水回りや水道管に水漏れが起きている可能性があります。
水漏れによって発生した水道料金は、場合によっては減額の対象となりますが、減額申請を行うには、3つの条件をクリアする必要があります。
減額を含め、水漏れのトラブルを最小限に抑えるためには、速やかな水漏れの特定と修理、申請が必要といえるでしょう。
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