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水のコラム

キッチンの排水口でカビが発生…。原因と対処方法をご紹介

2021年04月08日キッチンのトラブル

キッチンの排水口には、食材や油汚れ、石鹸カスなどさまざまなものが流れています。定期的に掃除をしていれば問題ありませんが、少し放置するだけでカビが発生します。カビは不衛生なだけでなく、健康被害に発展する可能性もあるため、注意が必要です。

今回は、キッチンに発生したカビの原因や対処方法をお伝えします。キッチンまわりのカビにお悩みであれば、ぜひ参考にしてください。

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1 キッチンで発生するカビ一覧
2 キッチンの排水口にカビが発生しやすい理由
3 キッチンのカビにはどう対処する？
4 カビによる悪臭やつまりが発生した場合は水道修理業者に連絡しよう
5 まとめ
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キッチンで発生するカビ一覧

カビには数多くの種類があり、キッチンで発生するものだけに絞っても、いくつかの種類があります。下記では、代表的なカビを5つ列挙します。

・アズキイロカビ（ワレミア属）
・カワキコウジカビ（ユーロチウム属）
・コウジカビ（アスペルギルス属）
・青カビ（ペニシリウム属）
・黒カビ（クラドスポリウム属）

これらのカビは、多少発生条件が異なるものの、キッチンで見かけることの多いタイプです。キッチンでカビが発生した場合は、5つのうちどれかに当てはまると考えて差し支えありません。

キッチンの排水口にカビが発生しやすい理由

キッチンの排水口は、家庭内でもカビの発生しやすい場所のひとつです。その理由は、カビが発生する条件にあります。こちらでは、カビの発生条件を3つご紹介します。カビの発生を防ぐには、この3つの条件が整わないように気をつけることが大切です。

・栄養素
カビが成長するには、人間と同様に栄養素が必要です。キッチンの排水口は、食材の残りカスやプラスチック、ビニールなどカビの栄養となるものが多く流れています。そのため、カビにとっては絶好の繁殖場所といえるでしょう。

・酸素、温度
カビの発生には、酸素と適度な温度が欠かせません。気温は20〜30度前後で繁殖しやすいといわれています。冬場であっても、エアコンをつけているとカビの繁殖条件を満たします。

・水分
カビは適度な水分や湿度があると繁殖しやすくなります。具体的には、湿度が60%を超えるとカビが活動を活発化させ、80%以上で一気に増えるといわれています。水を扱うキッチンは、常に湿度の条件を満たしているといえるでしょう。

春から夏にかけて、とくに梅雨のシーズンにカビが増えやすいのは、温度や湿度の条件を満たしやすいのが理由です。

キッチンのカビにはどう対処する？

キッチンの排水口で発生したカビは、見た目が悪いだけでなく、放置していると広がってしまう可能性もあります。こちらでは、自宅でできるキッチンのカビ対処法をご紹介します。

・キッチン用漂白剤を使用する
排水口で発生したカビには、キッチン用の漂白剤が効果的です。頑固な黒カビが発生している場合でも、根こそぎきれいにすることができます。使い方は簡単で、ゴミ受けや排水口に吹きつけ、数分放置してから洗い流すだけです。

漂白剤を使用する際の注意点は以下の2つ。

・長袖長ズボン、ゴム手袋を着用する
・他の洗剤と合わせて使用しない

漂白剤が肌に直接触れると、肌トラブルを引き起こす可能性があります。使用する際は、必ず長袖長ズボン、ゴム手袋を着用しましょう。

また、漂白剤は他の洗剤と混ぜ合わせると、有毒なガスを発生させます。使用時は必ず換気を行い、他の洗剤と合わせて使用しないように注意しましょう。

・重曹とお酢を使用する
化学薬品を使用したくない場合は、重曹とお酢を利用するのがおすすめです。重曹とお酢は、排水口のカビやトイレのつまりなどに効果がある、便利なアイテムです。

作業手順は簡単で、重曹とお酢を2対1の割合で排水口に振りかけ、30分程度放置したらぬるま湯で洗い流しましょう。重曹とお酢が混ざることで炭酸ガスが発生し、カビを取り除いてくれます。お酢のにおいが気になる場合は、クエン酸でも代用可能です。

・予防にはアルミホイルボールが効果的
排水口のカビ予防には、アルミホイルをボール状にまとめたものが効果的です。アルミホイルボールをゴミ受けに入れ、普段どおりキッチンを使用しましょう。アルミホイルと水が触れあうことで、抗菌・殺菌作用のある金属イオンが発生します。その結果、カビの発生抑止につながります。