水のコラム
シャワーの水漏れは簡単に止められる!ヘッドの残留水でない水漏れの解決法
お風呂使用後に、シャワーのヘッド箇所からポタポタ水が漏れ出している光景を目にしたことがある方もいるでしょう。
この現象には、いくつかの要因があり、状況により修理が必要になるものや簡単に解決できるもの、修理の必要がないものなど、さまざまです。
しかし、どう見分ければいいかわからない方もいるかもしれません。そこで今回はシャワーのヘッド箇所からの水漏れ原因の見分け方と解消法について解説します。
シャワーヘッド箇所の水漏れ原因
シャワーのヘッド部からの水漏れには修理が必要なケースと修理不要なケースに分かれます。よって、解消方法を決めるには、ご自宅のシャワーヘッドの状態を調べることが大切です。
はじめに、シャワーのヘッド箇所から水が漏れ出しているときの原因についてご紹介します。
ヘッド内に残留水がある
使用した後のシャワーのヘッドの中身には、残留水が溜まっていることがあります。この残留水がヘッドの中身から溢れることで、水が垂れ出してくるのです。
シャワーのヘッド箇所からの水漏れ原因が残留水のケースは、水は60秒くらいで停止するのがほとんどです。
したがって、特別に修理する必要はありません。
シャワーヘッドの故障
シャワーヘッドのタイプによっては、ヘッド箇所に装備されている電源スイッチにより水の出し止めをできる種類のものが増えてきました。
手軽に水の出し止めが可能なので利便性に優れています。しかし、長年の老朽化によってボタンを切っても水漏れが起こることもあります。
パッキンの経年劣化
シャワーのヘッド箇所とホース箇所のジョイント部から水が漏れ出しているときは、ゴム製パッキンが傷んでいることが考えられます。
そもそもパッキンは水漏れを防止する役目をしてくれる点で、シャワーヘッドにとって必要不可欠なパーツです。
このパッキンを長年使用すると劣化が進行するので、役目を果たせなくなります。その結果、水漏れが発生してしまうのです。
したがって、パッキン交換は必要となります。
水栓の不具合
シャワーヘッドがホース部分から水が漏れていなくても水があまり出ないときは、水栓とホース部つなげる吐水口から水漏れが生じていないかチェックしてみましょう。
水栓に装着されているパッキンの故障やナットが緩んで安定しないときは、水が漏れる隙間が生じてしまうことがあります。
また、開閉バルブの不具合が原因となっていることもあります。この開閉バルブとは水の流れる方向や圧力、水量をコントロールする機能をもつパーツです。
この部分が壊れていると、水道の栓がいつも開いた状態になり、ヘッド箇所から水が漏れてしまうのです。
スムーズにできる水漏れ解消法
シャワーのヘッド箇所からの水漏れは、状態によっては手間のかからない修理で解消できることもあります。
ここからは、自宅で実践できる水漏れの修理方法をご紹介します。参考にしてみてください。
ヘッド中身の水を出し切る
水漏れの原因がシャワーヘッド中の残留水の場合、ヘッド部を下方向に傾けることにより、水を流し出せます。ポトポトと水が漏れ出すのが気になるときは、シャワーのスタンドにかけておけば、ヘッド箇所が上向きの状態を維持できるので、水漏れしにくくなります。
上記の方法で水漏れが改善されなかったときは、水漏れの原因が残留水の他にあることが考えられます。
そのケースでは、以下の方法を実践してみましょう。
シャワーヘッドやパッキンを換える
シャワーヘッド内のパッキンの傷みや本体故障が水漏れ原因のときは、ジョイント部分のパッキンやシャワーヘッド自体を交換することで水漏れを解消できます。
交換に必要なパッキンやシャワーヘッドはオンラインショップやDIYショップなどで購入可能です。国内製のシャワーヘッドであれば、そのまま装着するか付属されているアダプターを間に挟んで交換できるでしょう。
ただし、国外メーカーの製品は規格が適していないときもあるので、購入する場合は気をつけてください。シャワーのヘッド箇所は工具を使わずに手動で外せます。
知識を必要とする水漏れ修理
水漏れがシャワーのヘッド不具合やパッキンの老朽化によるものでないとき、水栓のトラブルが原因として挙げられます。
水栓の修理は、先述のような手軽にできる修理法とは違い、困難な作業になるので、水栓修理をするときのポイントや手順についてご紹介します。
水栓を修理する際のポイント
水栓の修理法としては、故障パーツの交換、緩んだネジの締め直しがあります。このような作業を自分でするときは、ポイントがいくつかあります。
はじめに、水栓を自主交換する際は、必ず自宅水栓の規格に適したパーツを選んで交換してください。水栓サイズに適していない規格のパーツと交換してしまうと、水漏れがひどくなることもあります。
パーツ交換するときは、水栓の規格を事前に把握しておくようにしましょう。
くわえて、浴槽に水栓があらかじめ付いている台付属タイプのケースでは、水栓を交換するときに点検口を開けなければなりません。そのため、ネジを外すためのドライバーを準備しておきましょう。
また修理作業中に、外したパーツがどの部分にあったのか忘れてしまうこともあるかもしれません。したがって、作業中に写真をとって取り外し前の状況を保存してから分解し、焦らずに元通りにできるようにしておきましょう。
ハンドル型の水栓を修理する手順
はじめに、作業中に水が出ないように止水栓を事前に止めておきます。止水栓は点検口の内になければ、元栓を閉めて水漏れがないことをチェックしておきましょう。
水漏れを見つけたら、はじめにハンドルを取り外しましょう。ハンドルのキャップを取り外すと、下にネジがあるので、ドライバーを使って外します。
ハンドルを外したら、スピンドル(回転軸)やゴムパッキンを新品と交換しましょう。パーツが細かいので、画像を残しておいたときは、チェックしながらつけていけば、さらに正確に作業できます。
交換が完了したら、水栓を元通りにして作業終了です。止水栓や元栓を開けて、水漏れが生じていないか必ずチェックしておきましょう。
サーモスタッド型の水栓を修理する手順
サーモスタッド型の水栓を修理する方法もハンドル型とほぼ同じです。ハンドル型水栓と同じく止水栓を閉めてから作業を開始します。サーモスタッド型水栓では、スピンドルではなく、スペーサー(物と物の間に挟んで空間を作るパーツ)と開閉バルブの交換をしましょう。
判断に迷ったら水道業者への依頼が確実
水栓の修理は、シャワーヘッドやパッキンの交換と比較してむずかしい作業といえます。交換するパーツが規格ちがいだったり、分解したパーツを正確に元通りにしないと、逆に水漏れを深刻化させたり、不具合を起こす危険性もあります。
水道業者であれば、どの部分に問題があってどうすれば改善されるのか熟知した上で作業してくれます。水栓を初めて修理する方や水漏れをきちんと直したい方は水道業者に依頼することをおすすめします。
水漏れ修理の費用相場
シャワーのヘッド部からの水漏れを含めた浴室内の水漏れ修理を依頼した場合の費用相場は、おおよそ8,000円〜2万円です。
ただし、状態によっては水漏れ修理に水栓本体や浴槽本体の交換が必要になることもあり、大規模な工事になることも予想されます。そのケースでは、5万円〜10万円を超えてくることもあるでしょう。
修理で失敗しないためにも、まずは水道業者に見積もりをお願いして具体的な料金を把握するようにしましょう。
まとめ
この記事では、シャワーのヘッド箇所の水漏れについて解説してきました。水漏れは修理の必要ない残留水によるものと経年劣化によるもの、また水栓との関係で水漏れするケースもあることがご理解いただけたと思います。
水漏れが深刻化すると、水道業者に頼らなければならないこともあるでしょう。今回ご紹介した対処法も参考に対処してみてください。
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