水のコラム
お風呂の排水口に水がたまっているときの効果的な対処法
毎日使用するお風呂。しかし、長期的な使用やお手入れの不足によっては、排水口に水がたまることがあります。
では、どのような原因によって排水口に水がたまってしまうのでしょうか。その原因の多くは「つまり」と言われています。
この記事では、お風呂の排水口に水がたまっているときの原因と排水口の構造、効果的な対処法についてご紹介します。本記事の情報を参考に、お風呂場の排水口のケアを実施しましょう。
お風呂の水が排水口に溜まる!その理由は「つまり」
お風呂場の水が排水口にたまる原因の多くは、排水口の奥に「つまり」があるからです。ここでは排水口がつまる原因として、考えられるつまりのもとについてご紹介します。
原因①体毛
髪の毛などの体毛がゴミ受けを通り抜けると、排水口がつまることがあります。髪の毛だけでも男女問わず一日100本~300本以上抜けると言われているため、排水口には多くの体毛がつまると考えられます。
抜けた体毛は、シャンプーやボディソープなどと一緒になって流れるため、ヌメヌメとした汚れが排水口周りにこびりつき、つまりが徐々に大きくなったことで、排水口に水がたまるといえるでしょう。
原因②油脂・脂分
人間の体からは油脂や脂分が溶け出します。これらが排水口に流れると、これまでに流れた体毛やシャンプーなどのカスが合わさり、大きなつまりを発生させることがあります。
また、人間の皮膚からは垢も排出されるため、これらが混ざったことで、排水口に水がたまる可能性もあります。
原因③固形物
ヘアピンやアクセサリー、ヘアゴムや入浴剤のパッケージなどをそのまま流してしまう場合も、つまりを引き起こす可能性があると考えられます。知らず知らずのうちに流れるこれらの小物は、つまりの原因のなかでも特に多いと言われています。
原因④シャンプーカス・石けんカス
入浴の際、シャンプーや石けん、ボディソープを使って洗体や洗髪をすることがほとんどです。これらも実はつまりの原因とされていて、体毛や体から排出された垢などと合わさることで、大きなつまりを発生させることがあります。
排水口は特につまりやすい!それは構造にも理由がある
お風呂場の排水口において、つまりの原因は上記に記載しましたが、排水口はそもそもつまりやすい構造であることも原因の一つと考えられています。
毎日使うお風呂場だからこそ、排水口の構造についても理解を深め、お手入れ方法や使い方を振り返りましょう。
排水口の構造を押さえよう
お風呂場の排水口でも、特につまりやすいのが以下3つです。
・排水栓
・排水トラップ
・排水管
排水口に至るまでに排水栓を通り、排水トラップをくぐった後、排水管に汚水や湯水が流れる仕組みです。
いくつかの部品や場所を通るものの、湯水に溶け出た油分やシャンプーカスなどは、簡単にこれらの部品を通って排水されてしまいます。そのため、ゴミ受けのゴミだけを取り出しても意味がないことが理解できるでしょう。
排水口の水がたまってしまうときは、まずゴミ受けを確認しましょう。目視で確認したら、ゴミ受けを取り外し、排水栓や排水トラップなどを確認しながらお手入れを進めると良いでしょう。
なお、ゴミ受けや排水トラップのゴミを取り除いたのにもかかわらず、排水口に水がたまってしまう場合は、排水口の奥に見えないつまりがあると考えられます。そのような場合は、次で紹介するつまりに効果的な方法を用いて、排水口の奥に滞るつまりを取り除きましょう。
お風呂の排水口のつまりに効果的な方法
お風呂の排水口やその奥に潜むつまり。目視でも確認できないつまりが原因と考えられる場合は、以下の方法を用いて対処しましょう。
●ハンガー
●パイプクリーナー
●ラバーカップ
●真空式パイプクリーナー
●ワイヤーブラシ
ハンガー
針金タイプのハンガーが自宅にある場合は、ハンガーに少し工夫を取り入れてつまりを取り除いていきましょう。まず、ハンガーを排水管の奥に入れられるよう、形をまっすぐにしたら、先を少しだけ曲げてU字状にします。
U字状の部分を排水口に入れ、排水口の向きなどに合わせて、回転させたり突いたりしてみましょう。つまりがU字状の先に感じたら、数回突いてみてください。そうすることでつまりに直接ダメージを与えられ、排水口の水が流れるようになるでしょう。
パイプクリーナー
お風呂のつまりで考えられる原因の多くは、髪の毛や人間から排出された垢・油分です。そのようなときに効果的なのが、水酸化ナトリウム系のパイプクリーナーです。
水酸化ナトリウムによって髪の毛や垢などを分解し、つまりを取り除くことができます。また、シャンプーカスや石けんカスなども同時に取り除いてくれるため、長期的な使用によってこびりついたぬめりなどもきれいに除去できます。
なお、業務用タイプの場合、固形タイプや粉末タイプなどもあります。発泡効果に優れているため、大きな効果が期待できるものの、市販されるケースが少ないので、取り扱いには細心の注意を払う必要があります。
ラバーカップ
ゴム製のカップと持ち柄がついたラバーカップも、排水口のつまりに効果的です。髪の毛などの固まりや油脂、垢などを上下左右に動かすことができるため、つまりの改善に役立ちます。
ただし、排水口のつまりの原因は、その多くが体毛と言われています。ラバーカップでは根本的な解決にはいたらず、あくまで一時的な効果しか得られないため、つまりを取り除くには、パイプクリーナーを使うのが良いといえるでしょう。
真空式パイプクリーナー
真空式パイプクリーナーも、ラバーカップやパイプクリーナーと同様に、ホームセンターやドラッグストアで購入できます。価格は2,000円ほどで、使い方もラバーカップと相違ありません。
どなたでも使いこなせるものであるため、自宅に一つ置いておくと安心です。ただし、真空式パイプクリーナーも、排水口つまりの根本的な解決には至りません。
あくまでも一時的な効果しか得られないので、パイプクリーナーを使って定期的にお手入れするのが望ましいといえるでしょう。
ワイヤーブラシ
持ち手とブラシ部分のついた道具をワイヤーブラシと呼びます。長さは商品によって異なるものの、ラバーカップや真空式パイプクリーナーとは異なり、つまりの原因に直接ダメージを与えられる道具です。
価格は1,000円ほどで手に入れられるため、パイプクリーナーを流し入れたときに、合わせて排水口周りを掃除する場合に使うと、より汚れをきれいに取り除けるでしょう。
排水桝のつまりも原因の一つ!きれいに掃除する方法
排水口やその周りの汚れではなく、排水桝に異常がある場合も、つまりが起きると考えられています。
排水桝がつまりを起こしているときは、水たまりになることが多いです。水たまりに気付いたときは、以下の道具を用意して、排水桝のつまりを取り除いていきましょう。
●手袋(ゴム製、またはビニール製)
●ひしゃく(柄の長いタイプが効果的です)
●マイナスドライバー
●ザル
●ゴミ袋
●バケツ
●台所用洗剤
●毛の硬いブラシ
●散水ホース(高圧洗浄機だと効果的です)
排水枡のお手入れ方法は以下の通りです。
1.マイナスドライバーなどを使って排水桝のフタを開ける
2.排水桝のフタをブラシや水を使ってきれいにする
3.排水桝の内部にあるゴミや汚れ、ヘドロなどをひしゃくですくい、ザルにあげる
4.目に見えるゴミを取り除いたら、下向きに曲がったパイプ(エルボ)を取り出す
5.散水ホースを使ってエルボをきれいにする
6.排水桝の底に沈んだ泥や汚物、汚れをひしゃくで取り出す
7.台所用洗剤とブラシで排水桝の壁をきれいに洗う
8.エルボを取り付け、排水フタを閉めたら完了
なお、ザルにあげたゴミは、ある程度水気が取れたことを確認したあと、可燃ごみとして処分しましょう。
まとめ
お風呂場の排水口に水がたまり始めたら、それは排水口の奥につまりの原因があるサインです。ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどを使えば、一時的に水が流れるようになるものの、排水管の奥につまりの原因が押し流される可能性もあるため、根本的な解決にはいたりません。
排水口の奥につまりの原因があると判断した場合は、水酸化ナトリウムタイプのパイプクリーナーや、水道業者による高圧洗浄などを取り入れ、速やかにつまりを取り除くのが望ましいといえるでしょう。
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