水のコラム
水道料金が値上げラッシュ!?節水方法と注意点【矢野】
こんにちは、水道職人の矢野です。
水道料金などのインフラの値上げは、安全にインフラ設備を使用するためだとは分かっていても、家庭に与える影響が大きくしんどいものです。
少しでも支出を減らすために、できる限り節水をしたいと考えている方も、多くいらっしゃると思います。
しかし、節水は一歩間違えるとつまりのトラブルや、水まわり設備の故障といったトラブルを招く恐れがあるのです。
今回は、節水の方法や節水時の注意点についてご紹介します。
岡山市では段階的に増加
岡山市水道局では、平成17年から18年間、消費税での対応を除いては、水道料金の値上げをしていません。
水道設備には耐用年数があり、建築から50年以上が経過した水道設備は老朽化が進行し、水道管などの破損という懸念があります。
また、耐震性能においても対策を施し、水道設備を整える必要があるのです。
水道の事業は、その水道を使用している住民の皆様の水道料金によって運営されています。
そのため、内部留保資金が不足することにより、水道設備の整備にも水道料金が宛がわれます。
それにより、令和8年までの間に、水道料金が段階的に値上がりすることが決定したのでしょう。
値上げは令和6年4月から始まっており、約15.7%の増加です。
その後、令和8年4月にも値上げが行われ、値上げ前の水道料金と比較して、約20%の増加が見込まれます。
参考:令和6(2024)年4月から水道料金が変わります┃岡山市
手軽にできる節水方法
岡山市が水道料金を値上げする理由は分かっても、値上げ前より約20%も増加すると、やはりつらいですよね。
しかし、節水をしたいと考えていても、手間がかかる方法や、高い費用が発生するようでは意味がありません。
手軽にできる節水には、どのような方法があるのでしょうか。
節水タイプの水栓やシャワーヘッドの導入
水栓やシャワーヘッドには、節水できるタイプの製品があります。
既存の水栓が水漏れなどのトラブルを起こしていて交換を検討している場合や、使い勝手が悪くて交換を検討している場合があるでしょう。
このような場合には、節水タイプを導入するという方法が手軽かつ効率的に節水できます。
また、節水タイプのシャワーヘッドには、ナノイオン発生などの、節水以外の機能も備わっています。
美髪を目指している方や、水道に含まれるカルキが気になる方などは、節水以外の機能にも注目して製品を選ぶと良いでしょう。
水栓の交換は、おかやま水道職人などの、水道修理業者に依頼してください。
シャワーホースの交換は、既存のシャワーホースがシャワーヘッドのみ交換できるタイプの場合、自分で簡単に交換できます。
しかし、シャワーヘッドのみの交換ができないタイプでは、シャワーホースごと交換が必要です。
シャワーホースごとの交換は難しいと感じる方もいらっしゃいます。
自分での交換が難しいと感じた場合には、おかやま水道職人などの、水道修理業者に依頼しましょう。
トイレの節水
非節水タイプのトイレを使用している場合、小洗浄や大洗浄を適切に使い分けることで、節水できます。
しかし、たとえ小便の場合でも、トイレットペーパーの使用量が多いときは、小洗浄で流すとつまる可能性があります。
また、大便のときは大洗浄以外で水洗しようとすると、つまる確率が高くなるでしょう。
小洗浄を使用すれば節水はできますが、使い分けをしないとつまりが発生し、つまりの除去に節水できた分よりも高い費用が発生します。
トイレの交換を検討している場合、節水タイプのトイレを導入することも、節水に効果的です。
ただし、節水タイプのトイレはタンクレストイレである場合が多く、水圧で水洗するため、自宅の環境によっては設置できないケースがあります。
節水トイレを設置できるかどうかについては、おかやま水道職人などの、水道修理業者に相談してみてください。
残り湯の活用
お風呂に入るときに浴槽に湯を張っている家庭では、残り湯で洗濯することで節水できます。
洗濯機の種類によっては、残り湯を使用するためのホースが付属されているため、ホースを準備することなく利用できます。
残り湯を洗濯で活用する場合は、入浴剤を使用していないときのみにしましょう。
入浴剤を使用した残り湯を活用すると、洗濯物に色移りする可能性がありますし、洗濯機の配管を劣化させる恐れもあるでしょう。
また、入浴剤の中に花びらや果実などの湯で溶けないものが入っている場合、洗濯に活用することで、洗濯機の排水口でつまりが発生します。
さらに、残り湯での洗濯は、雑菌が繁殖する恐れがあります。
残りを利用するときは、1回目の水洗いまでに留め、2回目の水洗いは洗濯水栓から給水される水道水を使用してください。
1度しか水洗いがないタイプの洗濯機では、残り湯を利用しないか、利用するときは2回水洗いするようにしましょう。
食器洗いでの工夫
食洗器がある家庭では、自分で洗うよりも、食洗器を使用した方が節水できます。
たとえばコップを1個だけ洗いたいという場合であれば、食洗器を使用した方が水道料金や電気料金が無駄になるという場合もあるでしょう。
食洗器はケースバイケースで使い分けてください。
常に自分で洗っている家庭では、つけ置き洗いして油分を落としやすくしたり、洗い桶などに水をためて洗うことで、水を流しっぱなしになるということが予防できます。
つけ置き洗いでは油分を落としやすくなり、水で流す時間が減るため節水につながります。
水をためて洗う方法では、洗剤をためておいた水であらかた落とせるため、水で洗い流す時間を短縮できるので節水になるでしょう。
食洗器を活用されている家庭でも、家族の人数や、食洗器が使用不可の食器を使用しているかによって、手洗いと併用しているでしょう。
この場合は、油汚れがひどいものを食洗器で洗うようにすることで、手間をかけることなく節水できます。
洗濯のまとめ洗い
洗濯する衣類の量が少ない季節や、かさばる衣類が少ない季節などは、まとめて洗濯することで節水できます。
また、洗濯洗剤の使用量によって水量を調節することでも、節水ができるでしょう。
洗濯機の水量は、洗濯槽の中に入っている衣類の量で決まります。
洗剤を投入するときは、水量に合わせた量を投入し、水量の設定を増やす必要がないようにしましょう。
臭いが気になるからと洗剤の量を増やしたり、水がもったいないからと水量を減らすことは止めてください。
洗剤の量は水量ごとに決まっており、これは洗剤がその水量で溶ける量という規定量でもあります。
水量に対して多い洗剤を使用することで溶け残り、排水口がつまる原因となるため注意が必要です。
なお、粉の洗剤は水だと溶けにくいというケースがあります。
寒くなってくると適量を使用していても溶け残るということが起きる場合は、寒い季節は粉タイプ以外の洗剤を使用することがおすすめです。
水が冷たくて洗剤が溶け残った場合にも、つまりの原因になってしまいます。
水を流しっぱなしにしない
歯磨きのときやシャワーのとき、手を洗うときなど、水を出している必要がないと感じる場面では、水を止めることで節水できます。
短時間であれば流しっぱなしの方が楽ではありますが、短時間でも何回も流しっぱなしにすることで、使用する水の量は増えてしまうでしょう。
塵も積もれば山となるの諺の通り、積み重ねで水道料金も増えてしまうので、こまめに水を止めることが節水では大事です。
また、野菜や果物といった食材を洗うときも、洗い桶に水をためて洗うことで、流しっぱなしという状態を防げます。
しかし、白菜などの葉物野菜は、虫が付いている可能性があるため、たっぷりの水で洗った方が良いでしょう。
水をためて洗うときは、玉ねぎやナスなど、目視で確認できる小ぶりな食材でしてください。
節水での注意点
節水するときは、トイレの節水方法に注意を払いましょう。
トイレは過度に節水することで、つまってしまうことがあります。
ペットボトルをトイレタンクに入れない
古くからある節水方法に、ペットボトルをタンクの中に入れるというものがあります。
この方法は水かさを増せるため、節水につながりますが、水量が足りなくなり、水洗時に高確率でつまりを引き起こすでしょう。
また、タンクの中にはさまざまな部品が使用されており、ペットボトルを無理やり入れることで、部品の破損を招く恐れもあるのです。
つまりの除去や、トイレタンクに使用されている部品の交換には費用が発生します。
自分で対処できる範囲であったとしても、部品の購入や、修理するための時間を取られてしまいます。
ペットボトルをタンクの中に入れることは控えてください。
トイレをためて流さない
トイレを1度使用しただけで流すのはもったいないと、ためて流す方がいらっしゃいます。
この方法は確かに節水はできますが、つまりの原因となり、除去に費用や時間を要するでしょう。
大洗浄で流せば数回分をためても問題がないと思うかもしれませんが、トイレットペーパーの使用量次第では、2回分でもつまるため注意してください。
とくに、節水タイプのトイレでは、数回分をためて流すという行動は厳禁です。
節水タイプのトイレは、通常の範囲の使用でもつまることが多いトイレです。
数回分をためて流すという行為は、つまらせるために行っていると言っても過言ではないでしょう。
節水のご相談はおかやま水道職人へ!
節水タイプの水栓への交換や、節水で起こったつまりトラブルなどは、おかやま水道職人にお任せください!
おかやま水道職人は、水まわり設備のプロフェッショナル集団です。
ご連絡をいただきましたら、最短30分で現場に駆けつけ、状況を確認し、最善のご提案をいたします。
節水によるつまりトラブルでは、節水したことでトイレや配管の交換が必要になるというケースもあり、後悔されるお客様がいらっしゃいます。
トイレは技術の発展により、昔のトイレとは状況が変わっていますが、いまだに古い節水方法が残っています。
水まわりのメンテナンスサービスを提供している会社として、過度の節水はおすすめできません。
無理のない範囲で節水するようにしてください。
節水への関心から、水栓を交換される際に、節水機能を求められるお客様もたくさんいらっしゃいます。
しかし、水栓の種類が多く、違いが分からないというお客様も多くいらっしゃるのです。
このような場合、おかやま水道職人にご相談をいただけましたら、作業員がお客様のご要望をお伺いし、ご提案をいたします。
修理や交換など、水まわり設備に関するお困りごとやご相談ごとは、おかやま水道職人にお任せくださいませ!
岡山のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「おかやま水道職人(岡山水道職人)」
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