水のコラム
排水口からボコボコ音には要注意、その原因と異音を止める手段を解説
台所や洗面台で水を流した時に排水口内部から微かに「ボコボコ音」が聞こえた経験をしたことがある方はいるかもしれません。
このような音を感じた場合は、排水管内部の問題が考えられます。今回は、排水口からのボコボコ音の原因とその異音を止める手段を解説します。
排水口から異音がする原因は2つ
ボコボコという異音が排水口内部から聞こえた場合、空気が通る道がない、排水管内部が詰まっているという2つの原因の可能性が高いです。それぞれの原因について、以下に、見ていきましょう。
空気が通る道がない
排水口内に空気が通る穴がないと、排水ができなくなります。醤油差しの穴を封じると醤油が出てこない状況と同じことだと考えてください。これは構造的な問題なので、排水口近くに通気弁というパーツを設置すると解消される場合が多いです。
排水管が詰まっている
排水管内にゴミ汚れが詰まっていると空気が通る道がウェーブしてしまい、空気が途切れ途切れ入っていくことで異音が起こります。排水管が詰まりかけている兆しなので、異音が聞こえたらすぐに対処しましょう。この場合は、排水管を清掃して、排水口からの異音問題はほぼ解消します。
詰まりを改善して音を止める
排水口からの異音は、排水管内で起こっている詰まりを直すことでほとんど収まります。生活に使う水の排水が確実にされると、排水口内から音がしなくなるわけです。
詰まり改善の具体的方法
以下に、排水管の詰まりを解消する有効な清掃方法を8つ紹介します。排水口の上部にある排水トラップなどを取り外したら、作業を始めましょう
多量の水で一気に流す
詰まった場合、水槽に溜めた水を流すのではなく、バケツ容器に汲んだ水で注ぐ方法があります。トイレレバーをひねって流した場合の優しい水流ではなく、バケツ容器から注ぐストレートな水流の勢いで、詰まり物の間に空間を作り、詰まりを解消させるテクニックです。
詰まりを除去するために、下記の手順をします。
便器の近くにブルーシートを敷きます。水位が上がっているときは掬い取って水位を下げてください。水が少量の方が、バケツで水を注いだ場合に周辺に飛び散らなくなります。
バケツ容器に水を汲みとり、高い場所から排水口に向けて一気に水を注ぎます。この際、トイレットペーパーは直接押し流されますが、スマホのような固体物のケースでは、詰まり解決後でも、戻ってくる場合があります。
この動作を繰り返している間に水位が上がらなくなった場合、試験的に少ないトイレットペーパーを流してみましょう。通常通り流れたら問題なしです。
45~50度のお湯を注ぐ
ボロ雑巾やサランラップで排水口を一時ふさぎ、周りにお湯を張ってから勢いよく注ぎ、水圧で詰まり原因も同時に流すという方法です。台所の排水口では油の汚れがへばりつき、詰まり原因となる場合が多いため、水よりもお湯を使用するほうが有効です。
重曹とお酢を使用
清掃に頻繁に使用される重曹パウダーにお酢を振りかけると、化学反応により排水口の詰まりや嫌な臭いを消してくれます。この2つを順に、排水口から中側へと振りかけた後、しばらくそのままにするのがコツです。
仕上げに、お湯で綺麗にすすぎましょう。
ラバーカップを使用
別名スッポンと呼ばれることの多い道具です。正しい名称は「ラバーカップ」です。ラバーカップは自宅にないことがほとんどかもしれません。ただ、工具専門店や100円ストアなどで手軽に入手できます。
便器内に一定量の水が入っているのを確かめてください。トイレの水位が低いケースは、便器の淵から10cm程度下の位置まで洗面器を使用して水を注ぎ足してください。
ラバーカップのカップ部分を便器の排水口にゆっくり押しつけ、勢いよく引っ張り上げます。この動きを何回か繰り返すことで詰まりは解決されるはずです。この場合、便器内の水が飛び散る場合があります。
心配な人は、ビニール袋などに穴をあけてそこにラバーカップを差し込み、持ち手部分を出し便器にビニール袋を被せて作業すると水が飛び散りません。
固体物が詰まっているとき、ラバーカップを使用すると排水口付近まで逆流してくる場合があります。その場合はすぐにゴム手袋で固体物を取り除きましょう。詰まりが解消されたものと思って流してしまうと、再度詰まるケースが多いです。
詰まった固体物は早急に取りましょう
真空式ポンプクリーナーを使用
真空式ポンプクリーナーは、ラバーカップの型に手動式ハンドル、ポンプが付属し、真空引き可能な工具です。その威力はラバーカップをはるかに上回るので、排水管が詰まりやすいときは1つ常備していると役立つでしょう。
使用方法は、ラバーカップと同じくセッティングしてからハンドル部を引くだけなので、とても単純です。なので、女性でも扱いやすいのが特徴です。
ワイヤーブラシを使用
ワイヤーブラシは、長細いワイヤーの先端にブラシが付いている工具で、S字型パイプなど入り組んだ形の排水管を清掃できるので、とても利便性があります。排水口からブラシ先端部を挿入し、慎重に押し引きしつつ作業を進めていきます。
ゴミ汚れだけでなく、排水口の途中につっかかっている物なども取り除けます。最終的にお湯ですすいで、清掃完了です。
市販入手できるパイプクリーナーを使う
市販入手できるパイプクリーナーの洗浄効力を更に高めるコツは、45〜50度のお湯で容器丸ごと温めてから使用することです。費用を出して専用薬剤を購入したのですから、効果実感を得たいですよね。事故を防止するためにも、専用薬剤の使用法は商品ごとの取り扱い説明書の通りにしましょう。
高圧洗浄機で洗浄する
ご自宅に高圧洗浄機があれば、排水管内部の詰まりをいち早く解消できます。とりわけ重度の詰まりの場合は、高圧洗浄機での掃除が必要です。専門業者へ依頼して、高圧洗浄清掃をしてもらう手段もあります。
排水管が原因でもゴボゴボという異音がする場合がある
便器の詰まりが改善されても、その先にある排水管にトラブルが発生しているケースがあり、その場合でもトイレからゴボゴボという異音が聞こえるケースがあります
どうして排水管が要因でゴボゴボ状態になるのか
理由として考えられるのは、大雨が続き、たくさん降った雨水が下水管の方に流れついてしまい、それがもとで空気が押し上がりゴボゴボという音を発生させる場合があります。
こういうときは、雨が止んで水が上がるのを待ちましょう。工事が必要になるぐらいの大問題になっている場合は少ないです。
その他の場合となると、排水管に問題が発生しているケースは、素人の力で直すことは困難です。強引に直そうとしたおかげで状況が悪くなり、結果として、大修理をする事態になっては費用も無駄になってしまいます。自分で解決できないケースはいち早く専門家に相談しましょう。
業者依頼もありうる
数種類の対処方法を実践してみても、排水口内部からのボコボコ音が止まないケースは、別に理由があるかもしれません。それ以上の素人による対処は漏水などの二次的被害に発展する場合もあります。なので、すぐに専門業者へ依頼するのが無難です。
専門の業者が行う高圧洗浄では、自分だけでは対応できない詰まりにも対処してくれるので安心です。
排水管清掃で高圧洗浄をお願いする際、費用相場は2万8,000円程度からとなっています。マンションのケースは、上の階に住んでおり長い排水管の場合は、それだけ追加費用がプラスされていく場合が多いです。
まとめ
ここまで、排水口からボコボコ音がする場合の原因と異音を止める手段を解説してきました。突如排水口内から異音が聞こえてくると、驚くかもしれません。
ただ、原因は大きく分けて2通りです。通気弁なら構造的な問題、排水管詰まりであれば自分で解消できる可能性もあります。
問題を冷静に見極めて判断し、対処しましょう。
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