お風呂つまりを業者に依頼する前に自分で試せる解消法をご紹介 -おかやま水道職人 -岡山県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

毎日のように使うお風呂は、1日の疲れを癒したり汗や汚れを落としたりと、多くの人にとってリラックスできる空間です。そんなお風呂の排水口がつまってしまうとストレスがたまってしまうので、早急に対策したいですよね。

水まわりのトラブル対応は不慣れな作業などが不安で業者にお任せしたいかもしれませんが、自分で簡単に試せる方法もあります。

そこで今回は、自分でできるお風呂つまりの解消方法について詳しくご紹介します。

お風呂がつまる原因

お風呂の排水口がつまる原因は何があるのでしょうか。

髪の毛や皮脂など
髪の毛は男女年齢を問わずに1日50本から100本程度抜けており、お風呂で髪を洗う際にも多くの髪の毛が流れています。

ワックスやスプレーを使っている髪の毛をシャンプーで洗い流していると、排水口の中に残って固まっていきます。体を洗えば皮脂や垢が排水口に流れていきますが、固まった髪の毛に付着し蓄積していくため、どんどんつまりの原因となる固まりが大きくなっていくのです。

髪の毛が長い方はよりつまりやすいので、頻繁に掃除しないとすぐにつまってしまうでしょう。

ヘアピンや剃刀の刃などの固形物
ヘアピンや剃刀の刃、詰め替えシャンプーの切り取った部分などを入浴中にうっかり流してしまうことはありませんか。

このような小さな固形物は排水口に流れていっても「まあいいか」と考えがちですが、これらの固形物が排水口の中でとどまり、髪の毛や石鹸カス、皮脂や垢などを吸着し大きな固まりに成長してしまうことがあります。

またお風呂掃除の際に使った歯ブラシやスポンジをうっかり流してしまうなど大きい固形物を流してしまうとすぐにお風呂のつまりが起きてしまうケースも考えられるでしょう。

大きさに関わらず、通常お風呂の排水口に流れないものは薬品などで溶かすこともできません。

どんなに小さなものでも必ず固形物は回収する様にしましょう。自分の手や道具を使っても届かないほど奥まで流れてしまった場合は、放置せずにプロの水道業者に相談が必要です。

お風呂の種類でつまり方や現象がかわる

お風呂にはいろいろな種類があり、それぞれつまり方や現象が変わります。詳しくご紹介します。

ユニットバスの場合
ユニットバスは、浴槽と洗い場で排水口が2箇所あります。この2つは多くの場合、浴槽の排水口から出ている排水管は洗い場の排水口にある排水トラップに繋がっているでしょう。

その排水トラップが排水管に繋がっている、という形状が多いです。

お風呂でつまりが発生した場合は、浴槽・洗い場・排水トラップ・排水管の4箇所どこかにつまりが発生していることになるので、つまりの発生場所を特定するのが少し大変かもしれません。

在来工法の場合
在来工法のお風呂は、浴槽と洗い場でそれぞれ排水口が設置されています。

つまりが発生しているのが浴槽か洗い場かがすぐにわかりますし、いずれかの排水口か排水管でつまりが起きているので対策する場所は2箇所で済むのでユニットバスよりも特定が早いでしょう。

在来工法の浴室は排水トラップが奥深くの排水管の出口付近にある場合もあるので、排水口付近を掃除してもつまりが改善しない場合は、奥深くの排水トラップも調査が必要です。

つまり解消法

お風呂のつまりは自分で解消できる場合も多いです。自分でできるつまり解消法をご紹介します。

パイプクリーナー
髪の毛や皮脂などがつまりの主な原因の場合は、パイプクリーナーを使用すると一気につまりが解消する場合があります。

パイプクリーナーはホームセンターやドラッグストアなどで簡単に購入できるので、つまりが気になったときは一度試してみるのもよいでしょう。

基本的な使い方は、排水口にクリーナーをまんべんなく流し込んだ後、20分から30分ほど放置します。その後水やお湯で十分に洗い流せば洗浄完了です。

メーカーや商品によって使い方や使用量が違う場合があるので、使用前に取扱書を確認して適切に使用しましょう。

ワイヤーハンガー
服を吊るすために使うワイヤー製のハンガーを、お風呂つまりを解消させる道具として使用できます。

ワイヤーハンガーのねじってある部分あたりをペンチなどでカットし、まっすぐに伸ばしましょう。片方の先端を排水管に入るサイズの輪っか状に曲げれば完成です。

輪っか状に曲げた方を排水管に入れ、差し込んでいけばつまっている場所に当たって止まります。その場所で先端を小刻みに動かしたり回したりすれば、つまりが解消できるでしょう。

ある程度つまりの原因が削れたと感じたら、バケツなどを使って水を流して確認します。

ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシは100円均一ショップでも購入できるトイレつまり解消のために有効な道具です。

細く長いワイヤーの先端にブラシがついており、ワイヤーハンガーと同じように使ってつまりを解消できます。

排水管掃除がしやすいので、もしものために購入しておくのもおすすめです。購入の際は、ある程度長いものを選び、しっかりとした強度があるものを選ぶとスムーズに使用できます。

ラバーカップ
トイレの排水口つまり解消道具としてお馴染みのラバーカップ（すっぽん）はお風呂のつまり解消にも役立ちます。

ラバーカップの使い方はシンプルで、排水口にラバーカップをかぶせ、ゆっくり押し付けた後に一気に引き抜くだけです。

一度でつまりが解消されなくても、何度か押し引きを繰り返してみればつまりが解消することも多いので、諦めずに試してみましょう。

つまりが解消しない場合は業者に依頼しよう

自分で試せるつまり解消法でも解決しない場合は業者に依頼するのもおすすめです。ここでは業者に依頼する際のポイントについてご紹介します。

安心・確実に作業してもらえる
つまりの原因がわからない場合や、排水口の奥の方でつまりが発生している場合などは自分でどうすることもできず不安になるでしょう。

プロの水道業者に依頼すれば原因特定や対策を確実に行ってもらえるので、安心できます。

費用の相場は
お風呂のつまりが軽度な場合や重度な場合によっても費用が変わりますし、作業内容が同じでも修理業者によって工賃がバラバラです。

参考程度になりますが、数千円から数万円程度の費用がかかることが多いでしょう。

相見積もりをとろう
プロの水道業者に依頼する際は、最低でも3社以上から見積もりをもらって比較検討するのがおすすめです。

相見積もりをすれば相場がつかめますし、明らかに高すぎたり安すぎたりする見積もりを出してくる業者は「信用できる業者なのか？」と疑うこともできます。

相見積もりを嫌う業者もいるので、そういった業者は避けて比較検討しましょう。

お風呂つまりが起きたときは業者に依頼する前に自分で対処してみよう

毎日使うお風呂を快適に使うために、お風呂つまりが発生した場合は早急に対応が必要です。

「まだ流れているから大丈夫」と、軽度のつまりを放置するとやがて水が逆流して脱衣所の床を水浸しにしてしまうようなトラブルに発展する場合もあります。

また重度のつまりの場合は業者に依頼し高額な費用がかかることもあるので、お風呂つまりが起きた時は早めに対処し、自分でできるつまり解消法を試してみましょう。